親の介護に直面する方も多いと思います。

結論から言えば、お金があればかなり解決にむかえます。

もちろん、それでも問題やら悩み、ストレスはありますが、まずはお金です。

在宅介護においても、ある程度、見守りが必要であれば、介護サービス以外に別途、ヘルパーさんやお手伝いさんを雇うにもお金がいります。

また、本人の希望通りとはなりませんが、有料老人ホーム等であれば待機なく入れます。

一番、難しいのは、お金がなく、仕事も休めず、在宅介護しか選択肢がないケースです。

その場合において、介護保険内のサービスで、スムーズに対応することは、長期間は難しいです。

私自身は寝た切りでなく、親の徘徊の傾向もありましたから、基本1日中見守り対応を家族でしましたが、最終的には本人の意思とは裏腹に保険サービス内のグループホームに入ることができました。
(今のご時世だと都内の場合待機だと思います。)

おそらく、そのまま、在宅介護を継続していたら、こちらがダウンしていたと思います。

当時は家族で対応するのが一番と思っており、まだまだ長生きをすることから、今からお金をかけるということに不安があったのも事実でした。

それとは、別に、お金があるのに、遺産目当てなのか、自己満足なのか、無理くり在宅介護を強要する人もいます。

その方は離婚をして、親の家に出戻りして10年ぐらいの男の方です。

その方の介護は、親の具合等、一切、聞いてこないのが悪いという理屈で、連絡することなく、自分自身の介護方針で、こちらからの意見はほぼ無視で、訪問介護の方に自宅介護は尊いと言われ、さらにその気になり、親には毎日の怒声、そして、周りには俺の介護方針に黙って手伝えスタンスであり、親は、「もう死にたい」とか「地獄」とか「怒鳴られたくないから施設に行きたい」と言わせている始末であります。

これが介護なんでしょうか。

ちなみに介護に争いはつきものとか、自分がいない時に倒れたり、苦しんだらそれまで!と
平気で言い切っているところが、私から見ると凄いと思っています。

さらに、聞いてみるとこの方は、親が元気な頃から、家には一銭もお金を入れず、住居、食費、さらには事務所も親の不動産に依存して、いざ、介護が必要になったら、「昔のことは忘れた」「身内に足を引っ張られる」と姉や弟に対しても怒号をあげているそうです。

介護の大変さやを軽減するにあたって、せっかくお金があるのにこのような時にも使わない凄い方だと私は感じました。

再三、周りからの

「見守りカメラを入れましょう。」

「ヘルパーを入れましょう。」

「タクシーを使いましょう。」

「部屋の段差を解消しましょう。」

全て、却下です。

呆然ですよね

逆にそこまでして、親のお金を減らしたくない理由はなんなんでしょうかね。

皆様ならもうわかりますね。